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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

どっちみち、役割分担

 5月11日
 高島屋が男性社員に対して育児休業制度を導入したらしい。
 有給扱いで勤続年数にも響かない?
 こういう制度が導入されたとしたら、大学教員の男性ならほぼ全員が取るんじゃないかなと思う。
 
「短い期間でも子どもと寝食をともにしたことで、育児参加はまだ不十分だと分かった。2人目が生まれたら長期休職をとりたい」・・・・・・・・
「短い期間(2週間)でも社会にでたことで、社会参加はまだ不十分だと分かった。2人目の子育てが終わったら長期で勤めたい」と女に言われて、男は、自分たちの苦闘を理解してもらえたと思うのかな。

 どっちみち、役割分担は変わらないですよ、こんなのでは。

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ワーク・ライフ・バランス:わが社の場合 高島屋
 <WORK LIFE>

 ◇「短期」制度導入で取得促進

 高島屋は、男性社員の育児休業取得を促そうと、「最大でも2週間」に限定した短期・有給の新しい育児休業制度を今年導入した。91年1月に育児休業制度の適用を男性にも拡大したが、昨年末までの16年間で男性の取得者はゼロ。しかし、新制度は既に男性10人が活用し、取得の動きが広がっているという。

 百貨店業界は女性が多いことから、女性への支援は充実している。同社も女性対象の育児休業制度を86年に創設し、昨年度だけで女性社員の3%強に当たる117人が新たに取得した。

 2歳未満の子どもをもつ社員なら、最大で2年の取得が可能だが、無給であるうえ、休職期間が勤続年数から差し引かれる。30代の働き盛りに休職すれば、昇格や進級の遅れは避けられず、「実際に取りたいと思っても、なかなか踏み切れないのが実態」(同社)だった。

 新たな短期制度は、従来の制度に併設される形で導入。2歳未満の子どもをもつ社員が連続14日以内で利用でき、有給扱いで勤続年数にも響かない。

 同社は「短い育児休業に意味があるのかという批判もあるが、男性が育児休業を取る一歩になることが大切。取得した男性が将来、売り場の責任者になれば、女性社員への理解も増すだろうし、育児休業が取りやすい環境にもつながる」と話している。

 実際、新制度を利用した男性社員からは「短い期間でも子どもと寝食をともにしたことで、育児参加はまだ不十分だと分かった。2人目が生まれたら長期休職をとりたい」との声も出ている。【宇田川恵】

毎日新聞 2007年4月30日 東京朝刊


20年、30年後の祖母たち

 5月9日
 連休が終わり、一挙に真夏並みの暑さに。大学の授業が再開しました。
 昨日は、四条河原町の洋風居酒屋「洋風酒膳 和’S」でゼミコンパ。
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▲クリックすると拡大します▼ この写真、何か少し変です。

 内田健二さん(京都児童館連盟委員長)、野口智子さん(うずらの里児童館)、画家の林加奈さんが来てくれました。内田さんは84歳! アルフィーの高見沢俊彦の30年後という感じの方です。この席で、「ジェンダーといえば、深見さん」という加奈さんの発言がきっかけとなって、ゼミ生の多くが「最高裁・パートナー婚解消訴訟」のサイトを読んでいることを知りました。

 きょうは、授業3コマと会議2つの後、建仁寺の境内にある新道児童館をゼミ生のNさんと訪問。ここの八木信代館長さんとは昨年知り合ったのですが、瞬く間に意気投合して今年度の実践計画がまとまりました。
 話が盛り上がって気がつくと18時過ぎ。ここの若い職員さんに子どもが2人いる女性がいます。
 「保育園のお迎え、大丈夫ですか。」「おばあちゃんがみてくれるんです。」最近、仕事と家庭との両立が声高にいわれ、みんな気を遣う雰囲気になったのはええことです。
 
 娘が30歳になったとき、私は62歳。娘が子どもを産んでも、私は孫の面倒はみないです。だって、私は現在よりもずっと(仕事面で)活躍していたいから(多くの人がそう思っているのと同じように、今、私は努力のわりに認められていない、評価されていないと思っているから)それに、12年後まだ私のほうが娘より忙しいかもしれないし。
 現在はまだ、かつて専業主婦だった祖母たちが各家庭にいるけれど、そのうち、忙しい祖母たち、働かなくては食えない祖母たちばかりになり、祖母たちも頼れない時代になるでしょう。20年後、30年後を想像できる人って、本当に少ない・・・。ゼミ生には20年後、30年後に「最高裁・パートナー婚解消訴訟」を読んで欲しいほしいです。あの訴訟を理解するには彼女たちは若すぎるし、あの訴訟はまだ早すぎるから。


GW読書週間

 5月5日
 GW、本ばかり読んでいます。
 「「最後の社会主義国」日本の苦闘」はなかなかの力作だと思いました。次回のノートブックで取り上げる予定です。
 
 ■大学の仕事のための本・・少ない・・。
 「子育て支援システムと保育所・幼稚園・学童保育」

 ■音楽教室の仕事のための本・・今、戦略を練っています。
 「斎藤孝の実践母親塾―子どもの能力を確実に引き出す!」
 「教育力」

 個人的な興味の本・・いつも同じ、ジェンダーか、ウェブか、芸術・・・。
 「子育て支援を考える―変わる家族の時代に」
 「芸術起業論」
 「ウェブ人間論」
 「「最後の社会主義国」日本の苦闘」
 「公立炎上 Death of the Public Education 」
 「仕事とセックスのあいだ」
 「文藝春秋 2007年 05月号」


毎日約35グラムのチョコレート

 5月1日
 私は一日にチョコレートを約35グラム食べています。一日に必要なカロリーのうち200キロカロリーをチョコレートから摂るという生活をして5、6年経ちました。
 健康のためにチョコレートを食べているのではないし、35グラムは多いかなと思っていましたが、「チョコレートできれいになる」(ジョン アシュトン+スージー アシュトン)に一日50グラムまでOKと書いてあります。
 あらゆる面で健康にいいんだ、チョコレート!

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驚異的な体力

 4月30日
 封切られたばかりの映画「あしたの私の作り方」を東京・池袋で見て、京都に戻ってきました。
 夜は、私のゼミ生の、山本優さんが企画したALL ART&PERFORMANCE 奉納イベントを見に松尾大社に。
 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007042800085&genre=J1&area=K10
 今年のゼミ生は個性的なのが多いんです。ええことです!
 私はこの3年、児童学科のコンサバティヴな面と軽く闘い、常に軽く打ちのめされてきたので、彼女たちにとても期待しているんですよ。 

 山本優さんのサイト。
 http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1000440995
 

 京都女子大でダンスを教える川口千代先生も来ていらっしゃいました。

 http://www.kyoto-wu.ac.jp/daigaku/kenkyu/staff/kawaguchi.html 
 川口先生は今朝夜行バスで京都にやってきて、今晩また夜行バスで東京に戻るらしいのです。夜行バスに連泊するのはディズニーランド通いの若者ぐらいかと思っていましたが、70歳の川口先生の体力は驚異的。オマケに美人でおしゃれです。
 20歳ではあまり差のなかった体力や気力が、40、50、60と歳を重ねるにつれだんだんと差がついてきて、70歳になると雲泥の差になるみたい。強い内臓や筋肉などが不可欠なのは言うまでもないですが、体の姿勢がいいことや、歳相応に振舞わないこと、無謀と節制とのバランスがとれていること、若い人たちを尊重することなど・・数々の共通点がありそう。

 私も驚異的でいたい! 


短いブログ

4月29日
 この間、児童学科の学生の一人が、二十歳にして「最高裁パートナー婚訴訟」のページを全部読んだというツワモノにもかかわらず、「長いブログの文章、読む気がしなくなる・・」と言っていました。そんな彼女が今気に入っているのが、私の東京の音楽教室の講師、ZMさんの短い「日記」。

http://blog.goo.ne.jp/zaurus33/

■一休さん。
あわてないあわてない、一休み一休み。
なんて素晴らしい名文句なんだ
■気になっていること。
どうしておじさんは
あんなにでっかい声で
くしゃみをするんだろう
■びっくりしたこと。
レッスンで生徒がくるのを待っていたら、
いつのまにか隣りにいたこと。

 私は・・・というと、4月に入ってから、気がつくと朝の3時か4時で、それでも翌日までにやらなくてはならないこともできず、長いのも短いのも書けない日々が続きました。きょうからいよいよ8連休です!


Amazon.co.jp ランキング

 4月16日
 音楽之友社から10日前に発売した「保育士、幼稚園・小学校教論を目指す人のために この一冊でわかる ピアノ実技と楽典」。

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 ここ3日間のAmazon.co.jp ランキングは、
 一昨日が90000台、
 昨日が100000台
 きょうが120000台、
 さっき見たら、本で133,958位。ズルズルと下がってきました(笑)。

 でも、数日前日経新聞の一面で広告が載っていた
「愛育ママの秘密―Maternity Life is Beautiful 」でさえ、本で87,843位。私の友人で、本を売ることにかけては第一人者Tさんの、「大学での学び方―「思考」のレッスン 」(勁草書房)でも、本で87,402位。

 「最高裁・パートナー婚解消訴訟」の原告である私のこのノートブックを読んでいる保育士、幼稚園・小学校教論を目指す人って、あまりいないだろうなぁ。

 一度でいいから一般書を書いてみたいです。とりあえず、本の宣伝でした。


新しい年度の始まり~京都に来て4回目の春

 4月10日
 4月になり、学科の主任という役割が私にまわってきました。でも、授業の負担が減るわけではないので、目の前に現れたタスクをできる限りサクサクと片付けていこうと心に決めました。時間が経つと確実に鮮度が落ちるように、事務的な仕事はたとえ一日でも後に延ばすと確実に「かさ」が増えるような気がします。
 大学機関に勤める友人たちの多くが、「昔はのんびりしてた、毎年毎年だんだんと忙しくなる・・」と口を揃えて言います。なかには、ため息をつきながら言っているのだけど、どう考えても自慢している風にしか感じられない人もいます。また、「雑用で忙しいから研究ができない」と言う人には暇でもやれなそうな人が多いです。

 忙しいことはかっこいいとは限らない。
 単に効率が悪いだけかも!

 この1年、決して忙しいと愚痴ったり、弁解したりせず生活したいです。
 「忙しくてでけヘンもんは、暇でもでけヘン」


むずむずしている人がいるらしい

 3月28日
 次のようなブログをみつけました。
http://blog.goo.ne.jp/yamula2005/e/9af0c30a3db9f2096ba994f0de3cc8b0

 「最高裁・パートナー婚解消訴訟」の原告として私が投げかけたかった疑問―それは何なんだろうということを考えなければ、この事件は理解できないと思いますよ。むずむず、しているのなら、是非もっと考えてくださいね。法曹界にいる若い人たちの役目でもあると思います。
 少なくとも、私には、現代の多くの人たちが気づかないことを気づいているんだという自信はあります。そして、私のことを知っている人たちは、直接にありきたりの見方で、一方的に,評価したり、ほめたり、けなしたり、おだてたり、軽んじたり、諭したりしない。私が、真剣に<考え・向き合っている>人間であることを知っているからです。陰でけなしたり、軽んじたり、諭したりしている人がいても、そんなの、テレビを見て「この女、ブス」とか言っているのと同じレベル!


喧騒の香港

 3月21日
 休みが4日ほど取れたので、香港に行ってきました。大阪のなんばで生まれ、現在、東京の新宿と京都の四条河原町で暮らす私は、旅行といってもたいてい都市に出かけます。
 子どもの頃、踏み切りの音は遠足のときにしか聞いたことがありませんでした。中学の友達の家の半数は、大阪ミナミの飲食業。長い階段も、コンクリートだと登る気がするのですが、石だと登る前に疲労感で一杯になり、登るのをやめます。
 自然のなかにいるとすごく疲れるので、写真やビデオで見ているだけで十分なんです。10年ほど前にポルトガル・スペインに行ったときも、ユーラシア大陸最西端の岬で原因不明の高熱を出し、バルセロナに向かう飛行機の中で回復したし、3年前に東欧に行ったときも、ベルリンの友人宅では非常に元気だったのに、ブダペストでそれまで体験したことがない咽喉の痛みに襲われ、ロンドンに戻る飛行機の中で回復しました。
 空気が悪い、人が多い、治安が悪いと人は言うけれど、そういう場所でしか癒されない私は、自分に合った方法で自分の心身を守ります。

 お椀・レンゲで食べる牛乳プリン。マンゴープリンなんて比べ物にならないですよ。
義順牛女乃公司(YEE SHUN MILK COMPANY)

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「ショウガ汁入り牛乳プリン」と「卵プリン」

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「あずき入り牛乳プリン」と「栗入り牛乳プリン」