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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

 『私、おバカですが、何か?』という本

 9月19日
 『私、おバカですが、何か? 偏差値40のかしこい生き方』(深田萌絵著)という本、面白いです。


 成績はサイテーで中学校では引きこもり、行った大阪の私立女子高のあだ名は「丘の上のキャバクラ」。友人に誘われるままに美術短大に行き、OL生活も挫折、短期留学も超短期で挫折、友人に誘われて東京へ。100回AVにスカウトされる。早稲田大学のAO入試のポスターがフト目に留まり25歳で受験、合格。政治経済学部国際政治経済学科四年、外資系企業に就職内定。

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後半の勉強準備、入試の心得などは、勉強してきた人たらたいてい知っていることばかりですが、深田さんのこれまでの道のりは大学生で進路などに悩んでいる人に、早稲田大学のAO入試に向けた短期勉強は、受験生に参考になると思います。やる気になります。挽回できる気になります。
 何かに悩んだとき、精神科医やカウンセラーに相談する人が多くいますが、この本を読んだほうが元気になると思いますよ。

 深田さんは大学を出たら30歳。私も25歳で大学に入り直したから大学卒業は30歳目前でした。
 そして、31歳のとき、相手が子どもを育てるという条件で妊娠。親と同居しているわけではなかったし、今と時代が違うからそれしか方法はなかったですけど、深田さんたちはもっと面白く生きたらいいと思います。


内心の決着なんかつけなくていいのでは

9月17日
 吉本隆明(評論家)と内田樹(神戸女学院大学教授)の対談「日本の家族を蝕む“第二の敗戦」(特集「親」が壊れている 『中央公論』、2007年9月号)」で吉本隆明さんが次のように言っていました。

 例えば、最近の若い人たちは格差社会が問題だと言いますけど、僕などは、「社会で重要視されなくなって、自分のやりたいことを勝手にやればいいじゃないか」と考えてしまう。「不満を表面に出さなくても、自分なりに内心の決着をつければいいじゃねぇか」と。でも、若い人は、どうもその決着がついていない。こういうことは誰にでも多少はあるわけだから、自分の心の底に沈めておくとか、視点を変えて別の方面から考えを構築していったほうがいいんじゃないか、と僕は思うのですが、それができない。そして、この「決着がついていない」のは親の世代でも老人の世代でも同じだ、と思うんです。(原文ママ)

 社会で重要視されてきたアンタには言われたくない!!と思いましたよ。
 お金を一杯持っている人に人生お金だけではないと言われると、貧乏な人はくそっーって思うでしょう?
 頭の良さ以外のほとんどを揃えて生まれてきた人間(もちろん安倍首相です!)に再チャレンジをしようと言われると、あなたこそ、もう一度東大を受験したらどうですか、少なくとも早慶ぐらいにはチャレンジしてくださいよ、と言いたくなりませんか?
・・こう書くと学歴を肯定しているみたいですが、学歴も高くない、しかも頭も良くないのになぜ首相までなれたのかと考えたら、多くの人が不満をもって当然だと思うのです。(追記)
 両親と同居し、何人もベビーシッターを雇えるぐらい収入がある女性に、女性誌に何かのインタビューで、トータル百万円ぐらいの衣装をまとい、子育ては楽しいですよなんて言われて、普通の女性たちは悔しくないのでしょうか?
 日本中にやり場のない怒りが溢れていると思いますよ。

 決着がついてなくていいじゃないですか。
 心の底に沈めなくていいじゃないですか。


11年ぶりの群馬県高崎市

 9月15日
 今週のはじめ、保育園実習の巡回指導で、群馬県高崎市に行きました。
 1991年4月から1996年3月まで高崎芸術短期大学(現在の創造学園大学)で電子オルガンの非常勤講師をしていたので、懐かしかったです。駅前のあたりは随分と変わっていました。
 
 1992年の終わりから1993年のはじめにかけて、双子の出産で入院し、4カ月の間無収入だった私は、音楽教室の改装の借金返済のために、出産後勤務を2日にしてもらい、木・金と2日間教えていました。東京との往復の交通費とホテル代がほぼ一緒だったので、木曜日の夜は駅前のワシントンホテルに宿泊。しかも、交通費を節約するために帰りは快速で東京に戻っていました。
http://www.partner-marriage.info/c8.html

 あの当時、常勤の仕事に就けないまま35歳になっていた私でしたが、意外とへこんでませんでした。むしろ、他人から見たら恵まれているようにみえる現在のほうが不安で満ち溢れています。

 だって、たいていどの世界でも「教授」よりも若い「非常勤講師」のほうが優秀だし、よく勉強していますから。

 夏休み、資料を整理していて当時の研究ノートをたまたま見つけました。「よく勉強していたなぁ」と心から思いました。あの当時の頑張りが今につながったのだとすれば、今何を頑張れば未来につながるのだろうと、50歳になった今、真剣に考えています。


保育園実習巡回というお仕事

 9月13日
 保育園で実習をしている学生たちの様子を見に行くのも児童学科の教員の仕事です。
 今年は、大阪府高槻市の3園と、東京都中野区、福島県喜多方市、埼玉県所沢市、群馬県高崎市のそれぞれ1つずつを廻るが私のノルマでした。
 福島県喜多方市塩川は、JRが1時間か2時間に1本ぐらいしかないところ。タクシーのなかから見えた、会津磐梯山が壮大でした。姜尚中さんは、日本には東京と地方という二つの国があると言っていましたが、本当にそんな感じ。

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 18年前、生後1ヶ月の娘を相手の両親が育てることになり、娘は小学校3年生までその祖父母の家で育ったのですが、そこも同じような静岡の過疎の村でした。どの家も鍵をかけていないし、隣の家の人がよく無断で入ってきていました。全員で外出するというのに、祖父母は私が持ってきたビデオカメラをコタツの中にしまうのです。のどかでした。
 でも、一歩家を出ると、目の前が国道で車が猛スピードで走っていて、せっかく産んだ子が轢かれやしないかと冷や冷や。東京に戻るとき、祖母と国道脇に立っている娘が危なっかしく見え、私は振り切るように帰っていました。いつも近くにいると、あれが出来ない、これが出来ないと思ってしまうし、いろいろと腹も立ててしまうだろうけど、振り切ってきた私は、娘には健康に生きていてほしいとだけ願ってきました。17年間勉強をあまりしてこなかったツケが今高校3年生になってどぉっーと来ていますが・・・(笑)。

 私は車がのろのろと走っている東京が好きです。

 保育園を廻るようになって、いろいろな保育園があることを知りました。公立と私立の違いももちろんありますが、園内をちょっと眺めただけで保育方針や思想、問題点もだいたいわかるようになりました。18年前にこんな力があったらよかったなぁ。
 


人生、いつからでも挽回できる!

 9月12日
 先月末、男女雇用均等法施行のほんの少し前に、年子で子どもを産んだだめに産休を取ることができず、小学校の音楽科教員をやむなく退職した五十代半ばの女性と知り合いました。この方は現在、中野区の自宅でピアノなどを教えたり、地域の合唱指導などをしたり、NPOの仕事をしている傍ら、今春から立教大学の大学院、21世紀社会デザイン研究科で学んでいます。次女は京都女子大の児童学科に在籍中。

 21世紀社会デザイン研究科→http://www.rikkyo.ne.jp/grp/sindaigakuin/sd/index.html
 「お母さんが先生にとても興味を持っているので、会ってくれませんか。」と言われて、自宅を訪ねました。
 この世代の女性で若いときからずっと働き続けている人たちはちょっとくたびれていたり、達観しているつもりなんだろうけど同じことばかり話したり、生き生きとしている人でも長年住み慣れた世界の流儀がぷんぷん匂っていたりするのですが、この方は飛び切り元気。自分の力を社会のなかで思う存分発揮したくてもできなかった時期を埋めたいという気持ちが切々と伝わってきました。

 「大学院の「21世紀社会デザインと家族」という科目のレポートで、深見さんの最高裁判決を取り上げたのですよ。」

 “臭いもの”、“危険なもの”には触れないようにする人が多いなか、なかなかナイスなミドル女性でした。“臭いもの”、“危険なもの”には触れないようにするのは良識があるからではなく、自分の考えに自信がないからといえるかもしれません。


星野論文を再掲載しました

 9月10日
 最高裁・パートナー婚解消訴訟のサイトのなかの、星野豊さん(筑波大学人文社会科学研究科准教授)の論文をアップロードし直しました。
 http://www.partner-marriage.info/hannou_2.html
 論文集の厚みでなかなかうまくスキャンできなくて、黒ずんだり、斜めになってしまったりしていたのですが、星野さんが分冊を送ってきてくださったので、以前のものよりは綺麗にスキャンできました。ご覧ください。家族や婚姻の問題を考えているジャーナリストの方々にとっても非常に参考になる視点が満載です。

 5月10日に発売した「この一冊でわかるピアノ実技と楽典」(私はピアノ実技担当)。内容面では後悔することも多かった仕事でしたが、在庫が尽きたようで重版が決まりました。とりあえず良かったです。

 http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?Code=100500


気に入らないCM

 9月1日
 最近のCMで嫌だなと思うものがあります。
 スマップの草薙くんが妻の誕生日に洗濯機を掃除してあげるという、洗濯洗剤のCMです。
 次のサイトを見ると、「実際にそんなに気の利くやさしい旦那様っているのでしょうか???」とか言っているんですね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011037070
 もし、一年中料理担当の旦那がいて、「1年の感謝を込めて、夫の誕生日にキッチンを掃除してあげる」とかいう妻がいたら、気が利くどころか、「1年に一度掃除するのではなく、毎日手伝え」と、仮に夫は言わなくても周りからたぶんバッシングを受けますよね。
 そして、女である妻に対して手伝えといったら、主体は男である夫にあることになり、普通は滅多にないことになります。
 草薙くんのやさしさなんて、所詮そんなもんです。

 また、住宅メーカーのCMで、「僕は毎日帰りが遅いから、妻と子どもが安心して過ごせる家を作りたかった」というせりふが流れるのがありますが、妻が「私は毎日帰りが遅いから、夫と子どもが安心して過ごせる家を作りたかった」というと、たとえ、この妻の所得が多くて全額負担していたとしても、バッシングされないですか。

 一見平和的で妻思いに見えるけれど、これらのCMの根底にあるものは、うんざりするほどのコンサバティブな男女感です。「実際にそんなに気の利くやさしい旦那様っているのでしょうか???」などと言ってないで、このからくりに気づいてほしいです。


ますます個人主義

 8月29日
 昨日、久しぶりに大学の研究室に入ったら、共有パソコンが立ち上がっていてモニターにはウィルス警告が!!
 詳しい経緯は省きますが、ウィルスに感染していました。
 ある大学ではウィルスをばら撒いたら、始末書を書かなければならないらしいと聞いたので、恐る恐る情報システムセンターに電話をしたら、幸いなことに、今月から学内の別のマシーンに感染しないようなシステムになったと知り、ホッとしました。まだデータが完全に大丈夫かどうかわかりませんが、ゼミ生たちにも「ただのバックアップマシーン」と思ってデータは2重、3重に保管するように伝えておいたので、実害はないようです。

 私は、京都のマンションのパソコンとモバイルハードディスク、DVDにデータを保存しています。時々マンションのパソコンのデータを最新にし、ノートには現在進行形の仕事のデータを入れています。
 これで安心していたら、私のサイトの制作・管理をしている遠山さんに、「甘い・・」言われてしまいました。彼は一日に一度バックアップしているらしいです。

 「ノートが京都のマンションに置いてあるときに、もしマンションが爆撃されたらどうします?」「ぞぉーとします。。はい。。」
 前から購入しようと思っていた据え置き型のハードディスクをきょう、2つ発注しました。リンク管理、リスク管理!!
 
 遠山さん曰く、「他の何を共有しても、パソコンを共有するなんて信じられない。最もカスタマイズすべきものですよ。」データのバックアップのために、パートナーのSさんとハードディスクを共有していた私。知れた個人主義でした。

http://www.partner-marriage.info/c10.html

 共有するものがまた一つ減りました。いよいよ、ますます個人主義。


Notebookの移転

8月28日
 Notebookの移転に伴い、コメントおよびトラックバックの機能が使えるように設定しました。ただし、トラックバックはblogによってはできない場合があるようです。
 随分長い間、コメント、トラックバックができない状態が続き、申し訳ありませんでした。


きょうはベジタリアン

 8月24日
 国際シンポジウム「ICTを活用した豊かな教育環境と学校の役割」に参加するため、三田共用会議所(麻布十番)に行きました。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/07/07070206.htm
 
 案内に「建物内に食堂がないため、なるべく昼食持参」と書いてあったので、持ってきている人も多く、持ってきていなかった参加者がゾロゾロと炎天下に繰り出しました。
 男の人たちって、一番最初にみつけたラーメン屋や中華定食屋などにすっーと入ってしまうのですね。私はちょっと歩いて「eat more greens」でランチを食べました。外食だからこそ、家で食べるよりも安心でいいものを食べなきゃ。
http://www.eatmoregreens.jp/
 中性脂肪35、善玉コレステロール100の身体は、こうして作られます!
 気を抜かない、気を抜かない。

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RICE&GRAINセット (黒米&黒豆のベジタリアンタコライス)
Rice & Grain SET (Vegetarian Taco-Rice of Black Rice & Black Soybean )

\1,200
じっくり炒めた9種の野菜と、りんごで甘みを惹き出し、ナッツやすりおろした高野豆腐でコクと食感を出したハラペーニョと、5種類のスパイスとトマトで煮込んだベジタリアンタコミートを、黒豆と黒米を加えた玄米ごはんとあわせました。新鮮な葉野菜やアボカドのサラダとまぜてお召し上がりください。

特定原材料: 大豆・リンゴ・クルミ