記事一覧

 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

白いグランドピアノと茶髪

 7月14日
 ここ数日、京都の蒸し暑さは格別です。
 昨日の午後、あるピアニスト(正確にいうと、いろいろな事をやっていて、“ピアノも弾く人”)が、秋に予定しているダンスとのコラボレーションの打ち合わせのために、京都女子大にやってきました。京女に来て2年あまり、私がまだ使ったことがない学生ホールを使うことにしたので、下見に来てもらったんです。
 あるピアニスト・・・・なぜこんな回りくどい表現をしているかというと、その人が、自身のブログで私のことを"知り合いの電子楽器奏者のセンセ"と書いているのをさっき見たからです。(笑)。
 
猫松からのひとこと http://nekomatsu.exblog.jp/ 7月13日

 「打ち込みって、(中略)こんな面白い作業やってたら、時間がいくらあっても足りない!足りないどころか、仕事時間にも圧力をかけそうで、自滅しそう!?」と猫松さん。私が最近レッスンで電子楽器を使わなくなったのもほぼ同じ理由です。仕事時間を増やし、別の仕事時間に圧力をかけるからです。
 13歳でピアノをやめ、20代に4年間電子オルガンをやった私と、高校3年まで11年間電子オルガンを習い、19歳からピアノを始めた猫松さん。共通点はなさそうなんですが、電子楽器への思いは似ているかもしれません。

猫松さんのプロフィール
http://www.nekomatsu.net/profile/index.html

 京都女子大・学生ホールには、2002年製、KAWAIの白いグランドピアノがあります。学生が自由に入れるスペースのうえに、ピアノに鍵もかかっていないと聞き、ひょっとしたら鍵盤がジュースで汚れているかもと心配していたのですが、なかなか柔らかな、いい音がしました。「僕はKAWAI派です」と猫松さん。ピアノに関して“アンチヤマハ派”の友人は多いです。彼らにはどうも深いところで共通点があると思います。
 一歩世間に出ると、ピアノを使うだけで何万円もとられるし、ピッチを上げるのに比例して調律代もあがるという根拠の無い料金設定になっていたりすることもあるので、タダというだけでもありがたい!
 
 夜は、24時まで開店している四条河原町の美容院に。京都で最も力のあるピアニストの1人、Dさんもここに通っています。
 隣の席の若い女の子が「京女って、高校より授業多くてイヤになるわぁ・・」と担当の美容師さんに言っていました。その子は私が京女の先生だということを知らないみたいでした。授業が多いと、学生も大変だけど、教員も大変なんですょ。

 「そろそろ、教育実習や保育園実習があるから、“黒染め”にくる女の子たちが出るころですね。髪のためにもやめてほしいよ。一時的に黒にした後で茶色に戻しても、絶対にいい色の茶色にならないんですよ。髪も痛むし。」と美容師のTさん。
 “茶髪の実習生はNG”という学校や園が多いのです。
 大事なのは、ファッションと髪型とカラーが合っているかどうかなのに。
 子どもたちもいろいろな髪の色の人がいたほうが楽しいだろうし、親が“茶髪”なのに、保育士が“黒髪”だと、子どもには保育士は硬いくて恐そうな大人に見えてしまうのではないかな。
 実習生に“黒髪”を要求する幼児教育や子どもの教育のセンセたち、それほど元のままがいいのなら、白髪を染めるのはやめたらどうですか?


前期の授業が終わりました

 先週で前期の授業が終わりました。
 あと少し補講や試験が残っていますが、声がれも少しは良くなりそうです。
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 この夏休みは、ジェンダーのこと、子どもの教育のことなどについて、このノートブックに少しずつ書いていきたいと思います。ここ数ヶ月に読んだ本や記事、自分の体験などをもとにして・・・。
 最高裁・パートナー婚解消訴訟の「一般の人々の反応」に対するコメントも、書こうと思っているうちに数ヶ月経ってしまいました。これもそのうちに。

http://www.partner-marriage.info/hannou.html
http://www.partner-marriage.info/hannou_3.html

 本業のほうのサイトもあまり更新していないので、やらなければ!
 http://www.ongakukyouiku.com/
 


最高裁の法廷には似合わないかもしれないブランド

 6月30日金曜日、午後京都を出て、いったん早稲田の自宅に戻った後、午後7時に銀座三越の「フランコフェラーロ」に行きました。サマーセールの初日、7月1日に行く時間がない私は、一日早くセールにしてもらったのです。店長さんに感謝! 
 襟の開き具合、袖の長さ、スカートの丈が他のフェミニン・ブランドと微妙に違い、7号サイズは(試着必要がないぐらい)私にはぴったりなので、ここ数年、持っている洋服の半分近くが「フランコフェラーロ」になってしまいました。
 ここのスーツは“お受験ママ用”のスーツとして評価が高いらしいですが、2004年10月、私はこのブランドのピンクのスーツで最高裁の法廷に行きました(笑)。
 動きやすく、丈夫だし、企業のキャリアウーマンでもなさそう、公務員でもなさそう、議員でもなさそう、自由業でもなさそう、かといって主婦でもなさそう、ひょっとしたら社長かも、という微妙な雰囲気が作れるのに、「フランコフェラーロ」は仕事をする女性の間ではあまり知られていません。

 買い物した後、新幹線で東京に戻ってきたパートナーのSさんとJR有楽町で待ち合わせて、ガード横の飲み屋街に。たまたま入ったお店では、あらかじめお金をザルに入れておき、料理が運ばれると店の人がそのザルから代金を取っていくというシステムになっていました。味は普通・・。でも、このシステムはなかなかおもしろかったです。
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声がれ続く・・・

 6月24日
 6月4週目の週末は、第127回関西楽理研究会(京都女子大学)での研究発表を依頼されたので京都にいました。
 発表が終わったらすぐに帰るつもりだったのに、岡山大学の奥忍さんや京都教育大の田中多佳子さんたちと京都駅前にご飯を食べに行くことに。

 奥さんは岡山⇔京都、田中さんは京都⇔東京の、単身赴任。
 奥さんのダンナさんは数ヶ月前に突然亡くなられたのですが・・。
 奥さんのダンナさん??? 奥さんのダンナさんは、名誉教授&大学生でした。
 「昼ごはん、食べに行く時間がないのよ」と奥さん。研究室に炊飯器があるそうです。
 田中さんは、生協で売っている超割引夜行バスで東京と往復しているらしいです。聞くところによると金券屋もぶっ飛ぶ安さ!インド音楽研究で博士号をもつ彼女の、インドで2度ほど命の危険にさらされた話も興味深かったです。
 2人が入っている「単身赴任の会」に私も入れてもらいました。私とパートナーのSさんは両方とも単身赴任の“遊牧民”カップルだけど。

 エネルギーがあって面白い人たちとの時間はあっという間に過ぎ、喋りすぎて声がガラガラ。

 奥さんは、この日私が着ていた菖蒲柄、浴衣地(黒)のアオザイを大変気に入り、翌日岡山に戻る前に、早速四条通西洞院の着物屋さんに行き、アオザイだけではなく、下駄と小物入れも買ったと連絡がありました。その行動の早さには脱帽です。みんながステキと言ってくれるので、私ももう一着、白地にピンクと橙色の花模様のアオザイを買い、それぞれのアオザイにぴったりのピアスを作ってもらいに河原町三条まで行きました。
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 四君子 http://www.kyonokimonoya.co.jp/
 MOMON http://www.kurochiku.co.jp/momon/index.html
 
 6月26日
 Sさんと一緒に大阪に行きました。
 東京の自宅の外壁を金網で覆うという改装計画の打ち合わせ、京都女子大大学院生の中野さん宅訪問、Sさんの友人Yさんとの会食。
 Sさんと小学校・中学校以来の友人であるYさんは、最高裁・パートナー婚解消訴訟の原告である私と眼の前にいる私のイメージがかなり違うので、戸惑っているみたいでした。
 簡単に言えば「最高裁裁判の原告である大学教授」には見えないということなのでしょう。
 それにしては明るい、それにしてはまったくコワそうではない、それにしては・・・。それにしては・・・。
 世間の人々が思うような“暗くて恐い”女性だったら、告訴はできてもこの事件の元になる情愛は作り出せないはずです。
 
 喋りすぎて声はさらにガラガラ。

 6月28日
 朝起きると声が出ない! 1時間目はひどい声でした。2時間目ぐらいから何とか出てきました。3時間目、学科会議、ゼミわけのオリエンテーション、組合の会議、ドラムのレッスン。
 
 喋らなくてはならず、声はいよいよガラガラです。


パートナーではなく、パートナー『婚』

 最高裁・パートナー婚解消訴訟サイトへのアクセス解析をすると、大学の法学部などからのアクセスが多いことがわかります。法律家は私と相手の男性との間に内縁関係が成立するかどうかに関心があるのでしょう。
 ところで、まだ内容を読んでいないのですけど、最近出た法律論文のタイトルがパートナー解消訴訟ではなく、パートナー『婚』解消訴訟になっていることを知りました。 
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筑波法政 40 [2006.3.31発行]
~論説~
いわゆる「パートナー婚解消訴訟」について(二・完)・・・・・・・・星野豊
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 この裁判の判決直後、マスコミは「パートナー関係」「パートナーシップ」「パートナー解消」という言葉を使って報道しましたが、サイトを公開するにあたり『婚』を入れたのはパートナーのSさんのアドバイスでした。
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Date: Sun, 28 Nov 2004 00:15:27 +0900
Subject: Re:

パートナー解消訴訟でいいのか。パートナー婚解消訴訟だからこそ意味があるのじゃないか。
パートナー解消だったらそこらのOLの問題になる。

Date: Sun, 28 Nov 2004 00:32:20 +0900
Subject: Re: アップしました。

タイトル変えろ、話にならない
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 サイトのタイトルをパートナー解消訴訟ではなく、パートナー《婚》解消訴訟にしたことについて、夫婦別姓、事実婚の研究をしているエイサクさんは次のように言っています。http://sea.ap.teacup.com/eighsaqu/17.html#comment
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さっき始めて気付いたんだけど(遅いよ…)、オフィシャルサイトの名前、「パートナー『婚』解消訴訟」なんだ。『婚』が入ってたんだ。う~ん。。。(悩)
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 法律家の方々は、これまで判を押したように「パートナーシップ関係」という言葉を使ってきましたが、ここで初めて法律家がパートナー《婚》という言葉を使いました。これは大きな変化です。
 
 でも。。。。。
 
 内縁関係が成立するかどうか―それだけでは起こった事実を解釈しているに過ぎません。どういった社会的背景があるのか、この事件の当事者にどういった条件が所与されていたのかを考えなければ、本当は何も見えてこないと思います。
 次の記事に書かれてある状況が、この事件の社会的背景のうちの1つです。
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 クローズアップ2006:均等法20年 再挑戦、阻む壁 女性の6割、出産で離職
 働く女性の6割が出産を機に離職するが、その再就職は依然として極めて厳しいことが、9日閣議決定された「男女共同参画白書」で明らかになった。男女雇用機会均等法の施行から20年。しかし、新卒女性の正社員雇用率はむしろ悪化し、仕事と子育ての両立支援は遅々として進まない。白書は「子育てのためにいったん女性が家庭に入っても、希望すれば再チャレンジできる環境整備が、少子化対策としても有効」とうたうが、その具体策は見えてこない。【小川節子、渡辺創、望月麻紀】

 ◇「仕事か育児か」迫り

 女性の就業率を男女雇用機会均等法施行前の82年と02年で比べると、トータルでは働く女性は増えている。しかし、増加分はパート・アルバイト労働だ。正社員に限ると、新卒者が多い20代前半は58%から36・4%に激減し、既婚者が多い40代後半は24・2%から24・5%と変わらない。また、働く既婚女性(25~49歳)は、子供を持たない人では58・4%から63・7%に増えたが、子どもがいる人は29・1%から29・7%と、ほぼ横ばいだ。第1子出産前に職に就いていた女性のうち、仕事を続けられた人は23%、1年半以内に再就職できた人は13%にとどまる。

 一方、この間、合計特殊出生率(1人の女性が15~49歳の間に産む子供の数の平均)は1・77から1・32に低下。子育てとの両立支援が進まないまま、労働条件は男性並みになった結果、均等法は多くの女性にとって「仕事か、子育てか」の選択を早い段階から迫り、正社員で働き続けるために出産をあきらめる人を増やしている。05年の合計特殊出生率は1・25にまで落ち込み、この傾向の加速ぶりを示す。

 「出産後も働きたい女性は増えているのに、現実は厳しい」。白書をまとめた内閣府男女共同参画局の推進課長、定塚由美子さんも、改めて厳しさを実感したという。

毎日新聞 2006年6月10日 東京朝刊


体年齢、マイナス15歳!

6月17日
 昨日、烏丸のカイロプラクティックセンターに行きました。
 問診表に記入を済ませて受付に出すと、受付の若い女性から「京女の深見先生ではないですか! 私、先生の般教(パンキョウ、一般教養)受けてました。」と言われました。京都は狭い町。至るところに京女生がいます。
 
 そこで初めて体組織を計測。体重 48.3kg 体脂肪 18.8% 体年齢 34歳 骨格筋率 30.8% 内脂肪2
 実際の年齢よりも15歳も若い。やりました!!
 35歳11ヶ月のとき、双子の出産で腹囲が120cmにもなり、私の体はズタズタになりました。あれから、13年以上が経ち、運動らしい運動はせずにこの数字!ジムなどに通うよりも、負けるものかという気持ちと、キャリーを引きずっての二重生活のほうがよほど効果的があるみたいです。
 ところで、この体組織計って、本当に正確なんでしょうか。


万年同居は軋轢と磨耗の原因

 6月16日
 昨夜の「オーラの泉」で、江原啓之さんが、「次々に電球が切れたりするときは、疲れていたり、時間的に余裕がないときだ」と言っていました。最近、東京の自宅、京都のマンションの電球が次々に切れています。注意しなければ!
 9日金曜日、大阪の幼稚園を2つ訪問。烏丸の着物屋に着物を取りに行き、新幹線に乗り込みました。
 10日土曜日、朝10時過ぎから夜9時までレッスン。その後パートナーのSさんと早稲田のネパール料理店「キッチン オールドバザール」に行きました。ここはお奨めです。
 11日日曜日、ピアノパーティ2006(東京・神楽坂、セッションハウス)を開催。新しく作った夏の着物を着ました。
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 京都に戻ってきて、京都の幼稚園を2つ訪問。10コマの授業。一昨日は、大学を訪れた野村誠さんと4時間も喋って、昨日も、私のゼミを希望する学生と2時間以上も話し、喋りすぎて声が枯れてきました。
 
 きょうは久しぶりのオフ。これ以上喋ると脳の血管が切れそうなので、一日中1人でいて、夜東京に向かい、2週間前と同じようにSさんと東京駅で待ち合わせる予定です。もしきょうSさんが京都にいたら、喋り疲れている私は、彼に対してブスッとしていることでしょう。
 別居生活は、自分の精神状態を良くするばかりではなく、相手への思いやりにつながります。少なくとも対等に働く男女にとって、万年同居は軋轢と磨耗の原因です!!

 Date: Fri, 2 Jun 2006 20:07:26 +0900
 To: fukami-××@ezweb.ne.jp
 Subject: Re:京都(20:15)→のぞみ156号→東京(22:36)

 ひかりが混んでいるみたいなのでコダマ2225着に乗った。東京駅で待ってる。


パワーが倍増した結果、海外旅行計画浮上

 6月14日
 きょう、作曲家の野村誠さんが大学に来ました。彼が企画・監修しているNHK教育テレビ「あいのて」の第1回~第3回を見せて、学生たちから感想をもらうために。授業の後、私の研究室で、大学院生の原さんと中野さんと4人でちょっと話をするはずだったのが、結局4時間も語り合いました。

 野村さんもブログにもその様子を書いています(6月14日)。
 http://d.hatena.ne.jp/makotonomura/
 野村さんたちと喋った結果、パワーが倍増したのかな。彼らが帰って1時間ほどして、思い切って娘とパートナーSさんに海外旅行を提案したら、2人とも賛成してくれました。きょう、私は京都、娘は東京、Sさんは愛知です。

 8月、3人でロンドンに向かう。娘はホームステイ、私とSさんはロンドンまたは別の国に滞在して、その後、ロンドンで合流して、3人で日本に戻る・・・という計画。もちろん娘は私の娘でSさんの娘ではないので、娘の旅行代金は私が払います。

 実の父親と母親は最高裁で闘った宿敵同士なんて、かわいそうな子ども。
 父親とも母親とも一緒に暮せない、ネグレクトされた子ども。
 母親は新しい男とラブラブ、おまけに仕事にめりこみ、家庭を顧みない。
 母親の新しい男と10代後半の娘がうまくいくわけない。


 野村さんが「音」にこだわるように、私は型にはまった一般の日本人の家族観や子どもに対する評価に対抗します。
 負けないぞ!!!!!!!!!!!!!!

 野村さんはすぐにアイデアをもらいたかったようでしたが、京都女子大のe-Learning Management System「KWIINS CLASS」にアップロードしてもらうことにしました。e-Learning はとりあえず私の研究分野なので。
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娘は17歳に

 6月8日
 6月2日夜、10日ぶりに東京に戻りました。
 回覧板がまた我が家で4、5日止まり、道路工事の泥水で玄関が汚れていてうんざり。週末は、仕事・掃除・仕事・掃除・仕事・掃除・・・。そして、また京都へ。

 今週末は、東京・神楽坂でピアノパーティ2006を開きます。
http://www.ongakukyouiku.com/music-lab/index.html
 なのに、今週も90分の授業が10コマ。その合間に、ピアノ演奏のe-Learningのための録画システムを設置しました。
 昨晩は、ドラムのレッスンにも行きました。
 きょうの夜は、24時まで開店している四条河原町の美容院に。
 明日は、学生が教育実習中の大阪の幼稚園に挨拶回りに行かなければなりません。四条西洞院の着物屋さんに、ピアノパーティ用の夏物の着物も取りに行かなければ!

 そのまえに、寝なければ!!!!!!!!

 娘は今週17歳になりました。「そろそろといってたら、あっという間に高校2年生が終わるよ」と返信しましたが、元気に生きていてくれれば十分です。

Date: Wed, 7 Jun 2006 09:57:08 +0900
To: fukami-●●@ezweb.ne.jp
Subject: Re:祝誕生日

あいー
体育大会終わったしそろそろ頑張るよ~


出生率大幅低下、最低の1・25

 6月1日
 週末に少し体調を崩しましたが、15センチ四方の枡に山盛りの葱とキョーレオピンで回復。今週はいつも通り頑張っています。
 昨朝、パートナーのSさんが京都を出たので、明日の深夜東京で再会するまで1人暮らしです。ご飯を作ってくれる人がいないので、今晩の夕飯は四条河原町阪急の中にある自然食バイキングレストラン「はーべすと」で1人でゆっくり食べました。
http://r.gnavi.co.jp/k623503/index.htm
 お腹いっぱい!! きょうは30品目どころか、80品目ぐらい食べました(笑)。一週間に一度ぐらい、このぐらい思いっきり食べないと体重が減ってしまう私。「はーべすと」にも15名ぐらいのお客さんがいましたが、太った人は1人もいなかったです。

 帰宅して「2005年の合計特殊出生率 最低の1・25」というニュースを知りました。
 1.25という数字に驚きはありません。4人も5人も子どもがいる女性がいるけれど、私の親しい友人を見渡すと、0.30ぐらいだから。
 私は相手の男性側が育てるという取り決めをして、1989年と1993年に子どもを産みました。(この取り決めについて、2ちゃんねるで揶揄されたばかりではなく、水野紀子さん(東北大学大学院法学研究科教授)には「公序則に反する」、本山敦さん(立命館大学法学部助教授)には「人身売買」と言われました。)
以下を参照
http://www.partner-marriage.info/hannou_2.html
 当時、普通の女性のように、基本的に自分の手で育てるのならば絶対に1人も産んでいません。1993年の出産は双子の1人が死亡し、私は一時危篤になりました。
詳しくはこちらを
http://www.partner-marriage.info/c8.html
http://www.partner-marriage.info/c9.html

 腹部の形成手術をしたために次の妊娠は難しくなりましたが、もし2回目の出産が普通分娩だったら、そして、現在の年齢より7歳ぐらい若くて40代の前半だったら、私は現在のパートナーのSさんの子どもを産んでいると思います。今の私には安定した収入があるし、貯蓄もあるし、出産前後の休暇も“堂々、満々”にとれる労働者だし、家事の多くをするパートナーもいるからというのもありますが、何よりも職業柄、学生たちのような未来のプロも含めて、多くの子育てプロに囲まれているからです。この歳になって最強の子育て環境が得られ、子育てマインドになったのです。でも、時は既に遅し!
 読売の社説(6月2日)によると、「猪口少子化相の委員会にしても、児童手当の拡充など、経済支援を重視する少子化相に対し、有識者は、仕事と育児の両立支援こそ重要だ、と主張して意見が食い違っている。」ということらしいけれど、児童手当欲しさに子どもを産む人はいないと思うし、後者についても、専業主婦→お金を稼ぐためにパートに出て、保育園に子どもを預け、稼いだお金は教育費に消える女性たちをつくるだけでしょう。
 もしも常識的に生きていれば1人の子どもも持たなかった私に子どもが2人もいる―この事実をよーく分析・検証すると、少子化は打開できるのになぁと思いますが、誰も気づかないみたいです。
 子どもを持たない女性は異端ではなくなり、子どもを持って働き続ける女性も異端ではなくなって久しい今、私だけが「異端のしんどさ」を抱えているような気がしてきましたよ。
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出生率大幅低下、最低の1・25…年間人口は初の減少
 厚生労働省は1日、2005年の人口動態統計を発表した。合計特殊出生率(1人の女性が15~49歳の間に産む子供の数の平均)は1・25と前年より0・04ポイント低下し、過去最低を更新した。
 05年に死亡した人の数は、生まれた子供の数を2万1408人上回ったことから、戦時中など特殊な期間を除き1899年(明治32年)以来、初めて年間の人口が減少した。
 少子化が今後も進展すれば、年金をはじめとする社会保障制度の基盤が揺らぎ、経済にも悪影響が出るのは必至で、政府は少子化対策への一層の取り組みが求められそうだ。
 合計特殊出生率は03、04年は共に1・29と横ばいだったが、大きく低下した。05年に生まれた子供の数(出生数)は、5年連続で前年比マイナスとなる106万2604人(前年比4万8117人減)。
 死亡数は108万4012人(同5万5410人増)だった。合計特殊出生率が低下した大きな要因の一つが、一般的に子供を多く産む25~34歳の女性は、第2次ベビーブーム以降に生まれており、減少傾向にあることだ。
 特に30~34歳の女性人口は前年より9000人減の474万2000人となり、初の前年比マイナスを記録した。都道府県別では、東京都の0・98が最低で、沖縄県の1・71が最高だった。福井県は1・47と0・2ポイント改善しており、唯一の前年比プラスだった。(2006年6月1日23時56分 読売新聞)