記事一覧

 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

ゆとり教育は間違っていない、か!

 3月14日
 『それでも、ゆとり教育は間違っていない』(寺脇研、扶桑社)を読みました。

 画一的な勉強と“基礎基本” (p.91) ←線引きは難しいです。
 引き出すのか、教え込むのか(p.54) ←バランス、難しいです。
 受けか、発するのか(p.55) ←バランス、難しいです。
 寺脇さん曰く、一部の親の中には「選択肢を増やすために東大に行かせる」なんて言う人がいらっしゃいますが、それは大きなウソです。「選択肢を狭めるために東大に行かせている」のです。それは、弁護士や官僚になれる可能性が高いということに過ぎません。(p.38) ←そうも断言できないでしょう。
 寺脇さん曰く、いい成績、いい学校が幸せに繋がるという考え方は、今の社会ではあてになりません。(p.39)←これも、そうも断言できないでしょう。
 寺脇さん曰く、ある程度のポテンシャルを持っている人間であれば、システムに乗っかるだけで、ある程度の結果が出せるような環境が用意されている。(p.71)←この場合の“ポテンシャル”とは何なんでしょうか。
 寺脇さん曰く、確かに子どもたちは放っておくと何もやらない。それは、「教えからの逃走」であって、「学びからの逃走」(佐藤学)ではない(p.153)。←教えからの逃走と、学びからの逃走を分けることなんて不可能ではないですか。

 時代の流れに乗っている人の書いた本は、単純化、マニュアル化されていて、買って損したと思うことが多いのとは対照的に、時代の流れに乗らなくなってしまった人が書いた本は、問題の根深さやを見せてくれます。


うさうさ=右脳左脳診断

 2月11日
 今評判のうさうさ=右脳左脳診断によると、私は「うさ女」です。
http://www.nimaigai.com/shindan/index.php
 相手の言葉や態度、場の空気など、外部の情報を受け止める時に使う脳=インプット脳は右脳で、自分がどう言うか、どう行動するかなど、自己表現の仕方において主として使う脳=アウトプット脳は左脳らしいです。
 ちょっとだけ親しい友人は、私を論理的な人と評価します。たぶんアウトプット脳が左脳だからでしょう。でも、「うまく行きそう」「嫌だ」「無理っぽい」「勝てそう」・・など、インプットのすべてを私は感覚的に捉えています(たぶんそうだと思いますよ)。だから、ごく親しい人は、なぜうまく行きそうなのか、なぜ嫌なのか、なぜ無理と判断したのか、なぜ負けないという確証があるのかと尋ねたときの、私のあまりの頼りなさを知っているので、私を論理的な人とは評価しないんです。パートナーのSさんは“君の頭はよじれている”といつも言ってます。
 ぼんやりとしたものから論理的な構築をしていくのは日常のあらゆる場面で必要なことなので、発想当初、“言語障害状態”の私が論理的な文章にするまでのプロセスは苦しみの連続なのです。この苦しみを知っているからこそ、私にとってSさんはパートナーなんだと思っています。
 さて、私が最もスムーズに仕事を進めることができるのは「さう男」です。分析的なインプットと、それとは対照的な“詰めの甘い”アウトプットに、正反対の私はとても癒されるのです。ちなみにSさんは「さう男」ではありません。


気がつくと2月になっていました

 2月7日
 後期の授業が終わったら少しは暇になるかなと思っていたのに、そうで もないです。
 1月31日には入試の監督をしました。多くの科目が一冊になっている分厚い問題用紙を配布し、そこからたった2科目選択なんですね。少ない。。
 国立大学理科系を中退して、理科2科目、社会2科目の共通一次試験を受け直し、共通一次試験はほとんど評価に入れない東京芸大音楽学部を受験した私は、なんとムダなことをしたんでしょう。おまけに私はその共通一次試験で890/1000点も取ってしまったんです。芸大1年のとき、ソルフェージュは最低レベルなのにドップラー効果による振動数を計算できるのは私だけでした。直球を投げ続けて進んできた人たちの経歴をみると、今でも劣等感を感じることが多いです。

 2月2日は一日中レッスン。
 2月3日は14時から大学に卒業生を呼んで就職支援セミナーを開きました。
ファイル 246-1.jpg
 この日、未明から東京は2年ぶりの大雪。夜中の3時まで自宅の掃除をしていたのに、用心して8時3分東京発ののぞみに乗り込みました。結局、雪がひどかったのは横浜あたりだけで、のぞみは10分遅れ程度で京都に到着。2時間は余分にゆっくり寝れたのに、がっくりでした。夜は、五条大宮のお好み焼きや「ふくい」に行きました。とてもおいしいのですが、4日経ったきょうも胃もたれが続いています。
 
 2月4日は、私の音楽教室の講師たちへの「給与支払い報告書」の作成と納税に下京税務署に行ってきました。私は大学教授兼商店主(経理も掃除も広報も1人で担当・・・・)なんです。

 2月5日~7日は、卒業研究の諮問会と卒業研究発表会の予行練習で、3日間があっという間に過ぎました。
 6日の夜は、友人内田健二さんのお通夜に行きました。ピアスが似合い、コンピュータとドライブが得意な84歳。昨年5月のゼミコンパにも来てくださったのに残念です。ご冥福をお祈りします。
ファイル 246-2.jpg
▲クリックすると拡大します▼ 内田さんのサイトにアップロードされていた京都新聞の画像を転載


エゴグラムによる性格診断

 1月10日
 友人のブログを見て、エゴグラムによる性格診断というページを知りました。
 http://www.egogram-f.jp/seikaku/
 50の質問から243パターンもの性格診断結果になり、良く当たるというのでやってみました。

 以下が私の結果と、すべての質問に対して「はずして」答えた場合、つまり私とまったく正反対の“仮想の人”の結果です。「合理主義に徹した計算高さ」と「自由奔放な言動」というのは私の個性なのですけど、これらのために対人関係における運を逃しているのかもしれませんね。
 でも、私は私でよかったです。
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★私の結果
性格
自分の人生をタップリと楽しんで居る、云って見れば幸せなタイプです。それは貴方が、男で有っても、女で有っても、又、お金持ちで有っても、貧乏で有っても同じ事で、性別や貧富の環境に関係なく、苦しみの中に楽しみを見つけ、悲哀の中に喜びを見ていけると云った風に、心境の自在さ、無碍さと云うものを持っている稀少なタイプです。云い換えれば、人生を達観している人と云うことが出来ます。何事も合理的な判断の基に、割り切ったものの考え方を出来る人で、喜怒哀楽の感情の豊かな人です。又、人生を自分の為に生きる知恵と方法を、良く心得ている人でもあります。

恋愛・結婚
貴方の場合は、結婚しても良し、結婚しなくても良し、どんな境遇に置かれようと、男なら男らしく、女なら女らしく、生きて行けるタイプです。例えば、晩婚の見本のような存在になった場合でも、決してギスギスした容貌や態度になる事は少ないでしょう。それは趣味や娯楽が豊かで、これだけが命の綱と、何か一つに執着するタイプでは無いからです。だからと云って、アンチ結婚を勧める訳では決して有りません。貴方の場合は、結婚した方が、より幸せになれるタイプだと思うからです。

職業適性
性格から判断すると、大概の職種はこなして行ける巾の広さを持ち合わていますが、最も御勧めしたいのは、芸能、芸術、文芸の分野に関連した仕事です。そうすれば、好奇心が旺盛で自由闊達な感情の持ち主である貴方の特性が、高い判断力、実行力を土台にして、生き生きと伸ばされて行く可能性が大きいのです。一般会社勤めの場合は、企画宣伝、商品開発、営業などの部署に適応性があります。

対人関係
人付き合いの場で、今後もう少し気を付けた方が良いと思われる点は、合理主義に徹した計算高さを、余り表へ出さないようにする事と、自由奔放な言動を、なるべく控え目にして行く事の二つだと思います。
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★正反対の“仮想の人”の結果
性格
自分の為に生きて居るのか、他人の為に生きて居るのか、考えれば考える程、良く判らなくなって来る、と云う風なタイプです。人に迷惑を掛けたり、冷たくしたり、我儘に振る舞ったりする事を、極度に恐れるタイプで、自分自身の自由に振る舞いたい感情を、何時も堪忍袋の中へ押し込めて仕舞っているタイプなのです。ではそんな、面白く無い生き方は捨て去って、自由奔放に生きれば良いのではないかと云う話になりますが、理想主義者で、使命感や権力志向がかなり強い為に、そう都合良く変身する訳には行かないのです。

恋愛・結婚
恋人や配偶者を失神させる程、興奮させたり、喜ばせたりする術は、余り得意で無いが、大人の愛でおおらかに包み育む方法は、十八番としているタイプです。貴方は常に考えます。これほど至れり尽せりの庇護を受けている自分の恋人や配偶者は、さぞや満足している筈であると。所がドッコイ、貴方のセックス技術は、稚拙である可能性が高いし、羽目を外して異性に荒々しく迫るような逞しさにも、縁遠い貴方は、その堅苦しさ、面白味の無さ、澄まし込みぶりを、恋人や配偶者に嫌われ始めて居る可能性も少なく無いのです。

職業適性
一般公務員、一般事務、秘書、教師、保母(父)、看護婦(士)、セールスマン、美容師、理容師、理学療法士(接骨、指圧、マッサージ、はり、きゅう)、料理家(コック、板前)など、かなり巾広い職業に適応性が有るでしょう。性格的に見て、不向きな職種は、芸能、芸術、文芸などの分野でしょう。

対人関係
もう少し自由闊達に振る舞うべきです。貴方に不足している最大の物は、自由な感情の湧出と、その表現力なのです。趣味や娯楽を通じて、唯、遊ぶ為だけの人脈と云うものも、貴方にとっては、貴重な人生改革の為の援護者となるような気がします。  


正月の過ごし方

 1月3日
 元旦の夜は映画『エンジェル』を1人で観に行きました。
 http://angel-movie.jp/
 21時上映のその映画を観にわざわざ新宿武蔵野館に来ていたのは、外国人のグループ4名とカップル一組、男性が3人と私だけ。私って物好きなんですね。。
 2日はセール。これは私にとって集中力を要することなので、毎年必ず1人で出かけます。パートナーのSさんは私より4時間遅れてセールに。私は銀座→有楽町→日本橋→新宿と移動し、もうこれ以上歩けないと思った18時前に、新宿南口のスターバックスでSさんと落ち合いました。
 私の買い物は終了だったのはずだったのに、その後、新宿高島屋であるワンピースと運命的な出会いをしました。次のコレクションのなかの1つです。おそらく私にとってこれから数年、“一張羅”であることは間違いありません。
http://www.yukitorii.co.jp/collection/collection_set.html
 きょうは、一転、顔も洗わずに論文の校正をしました。たった10ページなのに悪戦苦闘。よどみなくスラスラと書ける人が羨ましいです。仕事のメールも来ない平和な3日間は、こんな風にして過ぎました。
 学科主任の任期が後三ヶ月で終わり、少しは時間ができると思うので、今年は私の個人サイトを充実させたいと思います。 


爪を切る老婦人

 12月3日
 新幹線ではいつも二人席の通路側D席を予約していることにしています。
 きょう、京都に向かう新幹線で、同じ列のA席に座っていた清楚な老婦人が突然手指の爪を切り始めました。アンプで増幅させているかのようなすごい音! 切った爪をティッシュで受けてはいたものの、涼しい顔をしながら最後まで切り続け、切り終わるとまた清楚な老婦人に戻り、今度は化粧を始めた私を睨み始めました。
 こういう人に限って、人前でマニキュアを塗ってはいけない、化粧をしてはハシタナイとか言うんですよね。爪を切るのは、鼻毛を抜く、眉毛を抜く、体毛を剃る・・などと同じ感じがするのは私だけでしょうか。
 まだ強烈な爪切り音が耳に響いています。


卒論と投資

 11月29日
 きょうは京都四条のマンションにゼミ生8名が来ました。
 私の住むマンションは四条河原町駅より徒歩3分。東山七条のバス停から大学の音楽棟よりもずっと近いのです。一階にやけに広い共有ロビーがあり、ほとんど誰も使わないので、この共有ロビーで卒論指導をしました。
 「“鎌倉パスタ」”((コトクロス阪急河原町店 )でお昼を食べてきました!」 「先生のマンション、便利なところにあるわ。」みんなやけに明るくて、さすが20代前半の女の子たちです。卒論提出日まで後20日。一言も逃さないぞ、という感じで、発表会前一週間の子どもたちみたい。

 一年中、こんな感じだといいのになぁ。
 
 みんなが帰った後、店員が私におでんの汁をぶっかけたお詫び金5000円をもらいに、ファミリーマートに行きました。
 最近雪なだれのように基準価格を下げていたシュローダー・ラテンアメリカ株投資 (シュローダー)がきょう一日で687 円も盛り返しました。(基準価額(2007-11-29) 9,622 円 前日比 +687 円

 知らないところで損をしていた34万円や、きょう一日で増えた13万円より、もらった5000円のほうが実感がありました。
 上がっても浮かれない、下がっても気にしない。


50歳でも子どもが産めたらいいのに

 11月27日
 「忙しくて出来ない者は暇でも出来ない」と言いますが、時間がなくてこのノートブックの更新ができない毎日です。
 発達教育学部の紀要原稿を書き、日本音楽教育学会での発表を終えて一息ついたのも束の間、次から次へとやらなければならないことが出てきて、一つ片付けると新しいことが2つやってきます。今年はゼミ生が20名もいて、卒論提出日の12月20日までは“監禁状態”が続きそうです。
 
 この間、「産休でも何でもいいから休暇を取りたい!」と言ったら、同僚の男性、N先生に「頑張ってみたらどうですか?」に言われました。 
 仕事で力をつけるためには休んでなんかいられない20代、30代でしか子どもが産めない。働く女性たちの悩みはこれに尽きますね。
 30代の頃、一日も休みたくなかった私が今、ホントに心から休みたいです!


投資信託と学資保険

 9月21日
 最近、三菱東京UFJ銀行で、投資信託を元金1000万円分解約しました。
 「投信バブルは崩壊する! 」といったような本を幾つか読んだことがきっかけで、大手銀行に高い手数料を取られずに済む方法を勉強したんです。
 でも、解約した一番の原因は、投資信託担当の女性があまりにも頼りなかったからです。
 以前銀行の窓口にいたオバサン風や結婚までの腰掛風のお姉さんではなく、彼女らは一見、キャリアウーマン風。グレーのパンツスーツを身に纏い、首から赤いヒモでIDカードをぶらさげています。この人たちのことをファイナルシャル・コンサルタントとかいうらしく、マニュアル通りのシミュレーションをし、表立たない程度に不安を煽り、リスクの話をし、「資産運用」について説明します。
 全員がそうだとは決して言いませんが、マニュアルどおりやっているときにはボロがでないけれど、ちょっとフェイントをかけると、ボロボロになる人が多いです。
 私の担当の女性も、たった今計算した「解約した際の戻り金」が信託財産留保金を引いたものか、引いていないものか即答できなかったし、信託財産留保金の額すら間違えていたんです。
 電話では言った言わないといったトラブルになるので、メールで回答を要求すると、こういう人たちは、責任を取りたくないからメールでは答えないです。「メールだと間違って他の方に送ってしまうこともありますし・・・」とマニュアルどおりに言います。メールが危険なら郵便も危険ですよ。何度となく我が家のポストに隣人の銀行との取引を書いたシール付きのはがきが入っています。 
 老人が銀行や郵便局の言われるままに投資信託を始めているらしいですが、向こうが、しかもしつこく持ち込んでくる話って、我々にとってではなく、向こうにとっていい話ですよね。少なくともこれまで郵便局の定額貯金や一時払い養老保険などでお金を増やしていた人たちのやるものではないです。

 元金1000万円は、手数料や税金などを一杯とられて、結局2年間で1115万円ぐらいになりました。利益は大学の初年度納付金ぐらい。投資のプロからすれば低いパフォーマンスなんだろうなぁ。娘のためにとっておくことにします。
 娘が生まれたときに加入した学資保険の18歳お祝い金100万円も来年2月に出ることを思い出しました。最高裁・パートナー婚訴訟で、養育を放棄したということになっている私ですが、妊娠、出産し、収入が不安定だった大学院生の頃から毎年保険料を払ってきました。80年代の子ども保険は、加入者にとってはお得な保険だったのですよ。ということは、保険会社にとっては頭の痛い保険なんですよね。


似たもの同士

 9月20日
 今月1日、パートナーのSさんと出会って6年が経ちました。
 でも、2人ともこの日をすっかり忘れていて、気がついたのは2日の夜・・・。
 最近、ある女子学生から、深見先生とSさんは顔が似ていると言われました。
 「いつも一緒にいると似てくるっていうじゃないですか」
 そういえば、似ている感じがしてきました。
 一番似ているのが、51歳と50歳の我々、“おじさん”を通り越して一挙に“おじいさん”に、“おばさん”を通り越して一挙に“おばあさん”になりそうなこと。今まだシルエットだけは若いというのも共通点です。

 暗い写真だと若者にみえる・・・。
http://community-thinktank.blogspot.com/

 同じ服を着ていたら、目を凝らさないと“おばさん”を見つけ出せない?!
ファイル 216-1.jpg
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 似たもの同士です。