9月22日
早稲田大学人間科学部(所沢キャンパス)で開かれた日本教育工学会第23回全国大会(授業設計・実践(2))での口頭発表をしました。私にとって2007年秋・冬のイベントの第一弾。平成19年度科学研究費補助金基盤(C)研究「教員・保育者養成のためのピアノ実技e-ラーニングコースの設計と開発」(課題番号18500742、研究代表者 深見友紀子)の成果発表です。
当日のプレゼンテーションhttp://www.ongakukyouiku.com/kyotowu/recent/edeng2007/23th_fukami.ppt
日本教育工学会で発表するのはこれで4回目。この学会では音楽教育関連の発表は皆無に近く、オリンピックにただ一人選手を送り込んだ新興国のようで全然目立たないですけど、音楽教育や保育、ピアノ教育の集まりなどと発想が違うから私にとっては面白いです。
ピアノの先生たちが集まるとピアノの話ばかりだし、保育も音楽教育もしかりですが、ここでは、eラーニングによって匠の技術をどのように学べるかという視点からピアノの演奏技術を見ることができるし、自己評価、ポートフォリオ、ブレンデッドラーニングなどといったさまざまな視点から音楽指導を考えることができるんです。私がピアノ教師らしくない、児童学科の教授らしくないといわれるのは、たぶんそうした志向のせいだと思います。どっぷり主流の世界に浸かっている人たちとは違う景色を私は1人寂しく見ています(笑)。
研究協力者の中平勝子さん(長岡技大助教)が、学会長の赤堀 侃司さんが最前列で私の発表を聞いてくれたことや、鈴木克明さんがフロアにいたこと、中原淳さんが途中から入ってきたことなどに興奮していました。
赤堀さんしか知らなかった私は、帰宅してからこれらの方々のサイトを見て、自分の知識の乏しさを実感して惨めになりました。
もっともっと勉強する時間が欲しい!!