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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

 2009年以降のノートブックは、「ワーキング・ノートブック」に移転しました。

受験のときの記憶がよみがえる季節

 昨日、夕方18時台の会議を忘れてしまった。
 夜、女坂を歩いていると、その会議の委員長Y先生(歌手、矢井田瞳さんのパパ)が近づいてきた。

 「深見さん、どうされたのですか。今会議終わったんですけど」
 「ひぇーー」

 20日締切の卒論指導と厚生労働省の指導調査対策などに気をとられていたせいか、2、3日前からすっかり忘れてしまっていた。

 きょうはきょうで、センター入試の事前打ち合わせ会。英語のヒヤリング試験導入のために例年以上にみんなナーバスになっている。
 29分間のヒヤリング中、再生機はストップできないので、トイレには原則として行けない。そう思っただけで私などはお腹が痛くなってくる。

 何十年経っても受験のときの記憶は消えないものだ。
・高校入試のとき、アガっていて最初の国語の試験で一分間ほど目がかすんだこと。
・京都府立医大の国語の試験で、解答を書く欄を間違えていることを試験終了間際に気づき、訂正しようとしたが間に合わなかったこと。(結果、不合格)
・国立二期校の東京医科歯科の試験で、敗者復活をかけ東京駅八重洲の地下街の薬局で最も値段の高い栄養ドリンクを買って飲んだこと。
・24歳10ヶ月で受けた共通一次試験で、後ろの受験生に「君、現役?」と言われ、惨めな気持ちになったこと。
・東京芸大のピアノの試験で、変ニ長調・変ロ短調のスケールを指定されてから30分ほど放置されたため、指遣いがだんだんと不安になり、手には脂汗がにじみ、泣きそうになったこと。

 きょうの打ち合わせ会、16時~17時45分の予定だったのに他の会議が遅れていて、16時20分にスタート。終わったのは19時だった。
 「この後予定があるので早く終わってくれないか」と少し苦言をした男性教員がいたが、もし19時に保育園にお迎えに行かなければならない教員や職員がいたらさぞかしイライラしたことだろう。

 子育てや家庭のために没頭する仕事を途中で終わらせるのもつらいが、居たくもないのに抜け出せないのはもっとつらい。