「“仕事と育児の末、がんに”の記事に 読者からの反響 痛哭の共鳴手記」
普段あまり週刊誌を買わないのですが、久しぶりにアエラ(2005年10月10日号)を買って読みました。美容院で先の“仕事と育児の末、がんに”(9月12日号)を読んでいたのと、この特集は、「事実婚 私たちの満足」(2月14日号)で「最高裁パートナー婚解消訴訟」を紹介してくれた平岡妙子記者が担当しているので。
そういうわけで、10月10日号のアエラをもとに何回かにわたってこのノートブックを書いていこうと思います。
夫婦ともに地方出身のため、だれにも頼れず働きながら育児をした結果、夫婦ともにがんになってしまった人の話。
確かに本当に気の毒ですが、ストレスがあるからといって必ずガンになるとは限らない。
気の毒と言えば、同じ号で紹介されていた、代議士、佐藤ゆかりさんも気の毒です。90年に母親がガンで、97年に父親が大動脈瘤破裂で、98年に兄が心臓発作で次々と亡くなったのですから。
「夫婦ともにがんになった」という記事を読んで、育児でストレスがたまるとガンになる可能性が高くなるのだなと思ってしまう人もいるでしょう。でも、私は、子持ちの女性が、自分の健康に気を配る精神的、時間的余裕がないことが一番の問題だと思います。
「胸に大きなしこりをみつけた」
どうしてそんなに大きくなるまで気がつかないのでしょう。
私は2度目の出産で死に掛かって命拾いしてから13年間、「健康はデザインだ」と思って生きてきました。2月に大腸ファイバー、5月に骨密度、大学での一般検査、6月に子宮体・頸ガン、10月にマンモグラフィー、10月か12月に胃がん検査、11月に京都府民の一般検査を受けています。PET-CTを導入した京都の病院もあるので、受けてみようかなと思っています。検査代は高いけれど、私の人生は元気に仕事をするためにあるのですから、必要経費みたいなものです。
検査で早期発見をしても手遅れになることもある。私の医科歯科時代の一年先輩の胃がん専門医も、早期発見をしてもダメだったという“たちの悪い”ガンにかかって亡くなりました。彼は私に次のように言っていました。「レントゲンと胃カメラを交互に半年毎に受けるのが理想」と。でも、自分が死んでしまいました。
それでも、検査って大事だと思います。まず何よりも子どもが優先、という日本の子ども優先の家庭観が、どうしても女性の体の健康管理を後回しにしているのです。今回の記事を読んでそう思いました。
昨日風邪をひきました。まだ少ししんどいですけど、いつもの“秘密の療法”でもう快方に向かっています。この“秘密の療法”によって、私はまず体の不調を他人に気づかれることはありません。
こんな私でも、自分の体調よりも気になることがあります。それはコンピュータの不調!!
現代におけるもう1つの病理です。