自分の年齢を実感するときがあります。
9月の高校卒業30周年同窓会で配布された同期生の一言メモで「合併後、いわゆる定年が51歳になりました。後2年残り少ない銀行員生活です」と書いてあるのを読んだとき。20年ぶり、30年ぶりで会った同窓生たちの外見が(自分も含めて)様変わりしているよりも衝撃でした。
定年間近の人がいるかと思えば、私の親友に、昨年48歳で初めて大学の助教授になった女性がいます。彼女は、主婦と研究を両立させて、そのうちその研究の部分が認められたという“よくあるパターン”ではなく、これまで独身。大学教員を10年もやってちょっとくたびれてきた私とは違って、今、新入社員のようにフレッシュです。「女性は35歳が転職リミット、40歳以上は絶望的」といった“週刊誌っぽい”定説は当てはまりません。
彼女が勤める大学の定年が仮に65歳だとしたら、定年まで勤めたとして勤続年数は17年。22歳から銀行員をしている人はもうすでに今年勤続年数27年目。大学教員の寿命が長いのでは決してなく、後倒しになっているだけなのです。
私のように25歳で大学をやり通し、社会に出てから大学院に戻り、34歳で修了したような超回り道人間ではなく、ほとんどブランクなく進んでいても、気がつくと30歳、ちょっと欲を出せば35歳になってしまい、出産適齢期があっという間に過ぎていくのです。
それぞれの人生です。でも、彼女たちの遺伝子は受け継がれません。ほとんどの人は勝間和代さんのようなある意味攻撃的なパワーはもっていないですから・・。もったいないです。
http://www.wmstyle.jp/archives/2005/01/10_025421.php