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 このノートブックは、深見友紀子が原告となった裁判・最高裁パートナー婚解消訴訟の補足説明としてスタートしました。裁判の内容を知らないと理解しにくい文章があると思いますので、興味のある方は、下記サイトまでアクセスしてくださいますようお願いします。
http://www.partner-marriage.info/

女の文化の高さが少子化を加速させる

 一般的に、保育園の拡充、地域の子育て支援の充実、男女共同参画の実現が少子化に歯止めをかけると言われているが、果たして本当にそうだろうか。

 きょう、夜間保育をしている保育園の老園長さんにお会いして話を聞く機会があった。京都・大宮六角にお寺の住職でもある方だ。
 「夜間保育をやっている保育園は全国に37、そのうち7つが京都の保育園で、私のところは昭和30年代から夜10時まで預かっています。」京都の保育園の人たちはずっと昔から頑張ってきた。それでも、京都は東京に次いで子どもが生まれない都道府県である。
 病院の小児科の待合室では、お祖父さんやお祖母さんが孫に付き添っているのをみることも多いし、町にはまだまだ昔ながらの風情も、子どもの遊びをサポートする組織もある。仕事柄子育て支援に奮闘している人たちも多くみる。しかし、ワースト2なのだ。
 児童館に勤務する女性が「京都は児童館活動なども充実しているのに、なぜ少子化が進むのでしょう」と嘆く。「東京も京都もまだ子どもを産む年齢には達していない学生が多いからでしょ」と簡単に言ってしまう人たちが保育関係者のなかにもいる。しかし、下宿している学生のほとんどは京都に住民票はないはず。

 「37のうち7つまでが京都なのに、なぜ京都は少子化ワースト2なんでしょうか」と老園長さんに尋ねてみた。彼は「あたってないかもしれへんが、たぶん女の文化が東京、京都の順番に高いのと違うやろか」と話した。“社会進出”ではなく、“共同参画”でもない、“文化”という言葉に私は少し意表をつかれた。

 保育園からの帰り道、四条西洞院の着物屋さんに寄った。そこには着物のプロの女性がいて、私の着物選びに2時間以上も付き合ってくれた。
 
ファイル 28-1.jpg
 
 さまざまな土地にそれぞれの文化がある。
 少子化を加速させる文化とはどういう文化なのだろうか。“都市化”などと簡単に片付けないでちょっと考えてみる必要があると思う。

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 都道府県の合計特殊出生率をみると、2003(平成15)年の場合、全国値1.29を上回る都道府県は36、下回るところは11であった。最も高いのは、沖縄県(1.72)であり、以下、福島県(1.54)、鳥取県(1.53)、佐賀県(1.51)の順となっている。最も低いのは、初めて1を割った東京都(0.9987)であり、以下、京都府(1.15)、奈良県(1.18)、北海道、千葉県及び大阪府(1.20)の順となっている。


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