9月1日
最近のCMで嫌だなと思うものがあります。
スマップの草薙くんが妻の誕生日に洗濯機を掃除してあげるという、洗濯洗剤のCMです。
次のサイトを見ると、「実際にそんなに気の利くやさしい旦那様っているのでしょうか???」とか言っているんですね。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1011037070
もし、一年中料理担当の旦那がいて、「1年の感謝を込めて、夫の誕生日にキッチンを掃除してあげる」とかいう妻がいたら、気が利くどころか、「1年に一度掃除するのではなく、毎日手伝え」と、仮に夫は言わなくても周りからたぶんバッシングを受けますよね。
そして、女である妻に対して手伝えといったら、主体は男である夫にあることになり、普通は滅多にないことになります。
草薙くんのやさしさなんて、所詮そんなもんです。
また、住宅メーカーのCMで、「僕は毎日帰りが遅いから、妻と子どもが安心して過ごせる家を作りたかった」というせりふが流れるのがありますが、妻が「私は毎日帰りが遅いから、夫と子どもが安心して過ごせる家を作りたかった」というと、たとえ、この妻の所得が多くて全額負担していたとしても、バッシングされないですか。
一見平和的で妻思いに見えるけれど、これらのCMの根底にあるものは、うんざりするほどのコンサバティブな男女感です。「実際にそんなに気の利くやさしい旦那様っているのでしょうか???」などと言ってないで、このからくりに気づいてほしいです。