10月25日
後期は前期と比べて授業が少ないのに、思ったほど暇にならないです。
その原因の一つが、「こどもひろば」の企画。
学会もたくさん。
ミュージック・ラボでピアノを習っている子どもたちの発表会をRBR(Center for the Creative Arts、東京都港区元麻布)で開くので、それぞれの子どもが弾く曲を決めるのに一苦労。
http://www.rbr-art.com/
紀要の締切も近づいてきたし、年末に出版する本の初稿も校正しなければ・・・・。その他に雑用も山盛り!
そんなわけで・・・真剣に思考して、このノートブックに書く余裕がない毎日です。
2ヶ月ほど前に出会った2冊の本を取り上げて、最高裁・パートナー婚解消訴訟のコラムなどを補足したいのですけど、それはまた冬休みにでもやることにします。
2冊の本とは、「未妊 「産む」と決められない」(河合蘭、NHK出版 生活人新書)と、「女にさよならするために」(ヴァレリー・トラニアン、白水社)。
前者は出産の話題を専門とする3児の母のライターさんが書いたもので、大抵子持ちのライターさんは、「出産は女にしかできないすばらしい仕事」と疑わないし、押し付けがましいのが常なのに、この著者は随分違うのです。この本を読んで、私は今までよりも明確に、なぜ相手の男性側が育てるという約束をして子どもを産もうとしたのかを説明できるようになりましたよ。たぶんそうした説明にするために自分の書いたものが援用されるなんて、河合さんは思ってもみないでしょうけど。
後者はフランスの女性誌ELLEの編集長が書いた女性論で、日本人のジャーナリストとはかなり違う視点から書かれています。訳本なので読みにくいですが、ストレートでおもしろいです。日本人が同じようなことを主張すると怖くて暗い印象になってしまうのに、さすがファッションの国、フランス!
詳しくは、またそのうちに。